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小学2年生  つまずく掛け算 勉強方法

公開日:2017年11月21日(火)

たいていの小学校では小学校2年生の2学期に「掛け算」を習います。

でも、2学期になってからでは覚えるのに時間が必要なので

子供が大変な思いをするケースというのは多いと思います。

掛け算を覚えていなければ、割り算も困りますし、

算数が「苦手」という認識になってしまいかねません!

塾などに行っているお子さんであれば、家庭と塾と学校の3本体制でやっていくので、

掛け算はすでにできている可能性もありますが、塾などに行かせていない場合は、

夏休みが大切ではないでしょうか?

そこで、塾に行っていようが、行っていまいが、掛け算を早く覚える方法で実際に効果があった方法と

掛け算で引っかかりやすい部分についてをまとめたいと思います。

 

 

 

ありがち!掛け算を足し算にして計算している…

「掛け算」という概念がまだないので

2×4なら、2+2+2+2

で計算してしまっている子って最初は少なくないと思います。

でも、足し算の概念のままで掛け算をいくら教えても、それはダメだと思います。

ですから、まず最初に、掛け算を覚えさせる前に

「掛け算ってこんなもの」というイメージをつかませる必要があります。

 

 

掛け算のイメージと便利さを感じさせる!

たとえば、あやちゃん(お子さんの名前)の家に、9人のお友達が来ました。

8個ずつアメを上げたいと思います。全部でいくつアメを用意していたらいいかな?

こんなとき、あやちゃんだったら、どうやって計算する?

子「うーんと、8個ずつだから、8+8+8+8+・・・・かな?」

そうだよね!でも、「掛け算」を使うと、もーっと早く計算ができてしまうよ!

9人に8個ずつアメを配るんだから、9×8ね!これは72になるから、72個用意しておけばいいことになるよ。

さっと計算できたら、友達がすぐに遊びに来ても、すぐ準備できるよ!

実際に9人に8個ずつアメを配るシーンは家庭内ではないかもしれませんが、

子供にとって、身近でイメージしやすいことを例題に出して上げると、つかみやすくなります。

ここでは、いかに「掛け算」を覚えておくことで、便利になるか、得があるか!

ということを感じさせることが大切なので、掛け算の答えを答えさせる必要はありません。

こんな具合にその子におおじて、2~3回掛け算の便利さを伝えます。

できればここで、1の段の概念は理解させておきたいですねー!

一人の友達に鉛筆を1本ずつプレゼントします。あやちゃんの家に一人来たときは、鉛筆何本必要?

1×1だから1本だねー! じゃあ、二人遊びに来た時は何本必要?

子「2本?」

1×2だから2本必要だよねー!

この辺りはスムーズに答える場合が多いと思いますので、

9人までどんどん同じように聞いていきます。

そこで理解できていたらまず、めちゃくちゃほめます。

こんな具合に、「掛け算を使うシーン」を伝えながらイメージさせていくと、

掛け算の使い方も同時にマスターさせることができます。

 

 

 

次に簡単な部分から覚えられるようにする

九九の表にはずらりと掛け算が並んでいて、数字が得意じゃないお子さんは、

見ただけで嫌になるかもしれません。でもこれなら、問題なく覚えられました↓

九九の表を見ながら、掛け算用のノート

(100均などの大学ノートでもなんでもいいので準備しておきます)

に2の段なら2の段だけを、表を見ながら書き写させます。

※この時に、掛け算の歌を知っているとかなり強いですよね…。

やっぱり掛け算歌は、知っておくと便利です。

子供は「耳から覚える」方が得意だったりしますので、掛け算歌を聴いてたら、

自然に九九を覚えていた!ということも大いにありますものね。

掛け算歌を知っているケースなら、

2の段だけの掛け算歌を一緒にママさんも何回か歌って耳に残るようにしていきます。

できれば寝る前にも一緒に2の段をうたってから寝ます。

次の日に、もう一回ノートに2の段を書きうつさせます。

なんとなく、覚えてきている部分と、まだよく覚えていない部分が出てきます。

そこで、かかせた2の段を見ながら、この中で、もう覚えたかもしれないなー!

って思う部分は横に○を、苦手だなと思う部分にはチェックをいれてみて!

と伝えると、いくつかは○がつくと思います。

たとえば2×2や2×1など。

こんどは、別の紙に覚えたかもしれないな、という問題だけを2~3問書いてやり、

「この問題とけるかな?」と解かせます。 

分からなさそう~にしていたら、掛け算歌をかるーく歌ってやり、

自分で答えの部分を思い出せるようにしてあげます。

ここでは、「覚えられた!」という感覚を感じさせることが重要なので、かなりヒントを出してあげてもOK!

そして、答え合わせをする時に、すごいねー!もう覚えてるね!とほめます。

じゃ、今度は、さっき、苦手だな~って思う部分の問題もでるかもしれないから、

今のうちにちょっと覚えてみて!と2分ほど与えます。

そして、さっきのクリアできた問題に1問だけプラスして、

苦手にチェックをいれた問題を混ぜ込んだ問題を作ります。

そしてそれを解かせます。

もし、苦手な問題が解けたら、かなりほめ、解けなかったら、もう一回ここは覚えようね!

と一緒に歌などを歌ってやります。

そして、ほかの苦手な問題と得意な問題をプラスして再チャレンジ!

できたらほめます。これを苦手な問題がクリアできるまで行います。

といっても、子供の集中力は家だと30分くらいかなと思いますので、

手際よくぱっぱと進めて、1日につき1段づつおぼえていけるように支えていくとよいでしょう。

 

 

■その子に合わせて問題を増やせるのは親だけ!

だんだんと問題数を増やしていくことで、

自然にまだうる覚えだった部分がちゃんと記憶に定着されていきます。

お子さんによっては時間がかかる場合ももちろんあると思いますが、

その子のペースに合わせて覚えられる手立てを打てるのは、やっぱり親だけなんですよね…。

学校や塾では複数の人数を対象にした問題になりますから。

でも自宅だと、その子だけの問題をつくってあげられますからね★

 

 

■寝る前にちょっとおさらいするのはおすすめ!

また夜寝る前に掛け算歌を歌ったり、掛け算の問題をポンポンと出してやることで、

今日覚えた部分の整理ができます。

記憶は夜寝ている間に定着していきますので、

「寝ている時間の記憶定着」を狙って、寝る前に少しその日やった部分の掛け算のおさらいをするのです。

あまりやりすぎると、交感神経が優位になって、頭が興奮して眠れなくなるので、軽めに~★

 

 

 

■部分的に分けながら覚えていくというやり方

このように九九を2の段だけに絞って、さらに「覚えたもの」と「苦手なもの」に分けてやることで、

「ピンポイント学習ができるようになります。

ピンポイント学習で苦手な部分を鍛えていくことで、「単発問題」がでてもクリアできるようになります。

九九の表だけにしがみついて覚えると、2の段を「順番に問題を出されなければ、解けない」

という状態になりがちなのです。

しかし、実際の場面やテストでは、2の段の×5と3の段の×3と6の段の×8と…という風に、

ばらばらに出題されるのがふつうですから、それに対応できる力をつけていく!それがピンポイント学習ですねー!

この学習法は掛け算だけではなく、感じでもなんにでもあてはめられますから、

「ピンポイント学習法」を習慣づけていくといいと思います^^

 

 

 

 

■夏休みの有効利用で2学期スタートを楽にしてあげる!

こんな感じで、「夏休み」に自宅でも学習しておくことで、

自信をもって2学期を迎えることができます。

2学期はじめは、暑い中での運動会の練習に体力を取られてしまうので、

学校から帰ってからの勉強は一番しにくい季節となります。

ですから、夏休みという時間を上手に使わせてあげるというのも、一つの手立てですよね!

 

 

 

 

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